杖心会とは
神道夢想流杖心会は、松井健二師範(神道夢想流杖術免許皆伝 杖道範士八段)が当初は自己の神道夢想流 杖術追及の場として昭和55年に設立し、そののち神道夢想流 杖術の後進への伝承、全日本剣道連盟杖道の普及のために首都圏を中心に急速に規模を拡大してきた私的な武術団体です。
また松井師範は武道のみならず様々な健康法にも通じておられ、その体験をもとに説得力ある身体論を展開、健康法としての杖道の魅力も広めて来られ、その結果武道初心者、健康法を求める方など多様な背景を持った方が、多く稽古に参加されておられます。
稽古場は現在各地に15カ所あり、会員は稽古に励む他、全日本剣道連盟主催の全国大会や各地域の剣道連盟主催の大会、杖心会主催の稽古会などの行事にも参加しております。
創設者の松井師範は令和4年に逝去されましたが、現在はその後継である青木卓弥師範、天野宏宣師範が指導の中心として、また小林正明会長が運営面の中心となり、松井師範の理念と精神を受け継いでおります。
ご挨拶
小林正明 会長
ご挨拶
神道夢想流杖心会の会長を務める小林正明です。
樫の棒を多様に扱う杖道に出会い、師と仲間に恵まれて稽古を続けてまいりました。
私達の神道夢想流杖心会は、故松井健二師範の教えと創意工夫を柱に、古武道であり健康法でもある杖道を稽古し、楽しみ、仲間とともに発展をめざしていきたいと思っております。
杖道の普及の面では、全日本剣道連盟に所属し、その活動に積極的に参加、貢献してまいります。
杖道を通じて、年齢、性別、体格をこえた自然な健康作りをしつつ、江戸時代の往昔には、真剣を帯びた侍を傷つけずに取り押さえることをめざした優れた古武道の継承にも、志を持っていきたいと思います。
多くの皆様に杖道を知っていただき、その魅力を分かち合えることを望んでおります。
青木卓弥 師範
ご挨拶
神道夢想流杖心会 師範の青木です。杖道は体力に自信のないかたや、高齢者にも最適の武術です。
本格的な武術としてだけでなく、健康法や護身用に、ぜひ多くのかたに学んでほしいと思います。
まずは無料体験から、お気軽にご参加ください。
経歴
昭和63年より神道夢想流 松井健二師範に師事し、古伝神道夢想流杖ならびに神道流剣術、内田流短杖、一角流十手、一心流鎖鎌を学ぶほか、剣術 居合術 体術、水鴎流小具足 脇差等の指導を受ける。
- 神道夢想流杖心会師範
- 杖道教士七段
- 読売カルチャーセンター「神道夢想流杖道入門」講師
杖道とは – 神道夢想流杖道入門 (jimdofree.com)
天野宏宣 師範
ご挨拶
杖心会師範の天野宏宣です。師匠である松井健二の跡を2023年に青木師範とともに継ぎまして、現在当会の師範を務めております。
杖術の道に入って気が付いたら40年近くの歳月が過ぎておりました。亡き師の想いと自分の夢、そして会員みんなの望みを果たせるよう日々稽古に励んでおります。武道としての杖道だけではなく、健康法として、また趣味の一環として一人でも多くの方に杖を手にとって頂き、我々とともに汗を流していただけたらと願っております。皆さんのお越しを杖心会一同お待ちしております。
経歴
昭和61年 神道夢想流杖心会松井健二師範の下に入門。
以来、松井師範より神道夢想流杖術をはじめ、水鷗流小具足、脇差、短杖、浅山一傳流兵法など様々な武術を教授される。
- 神道夢想流杖心会師範
- 杖道教士七段
創始者 松井健二 師範
経歴
昭和30年に神道夢想流 故清水隆次師範に入門。神道夢想流杖術及び併伝武術を学ぶ。
昭和31年より各古武道大会に出場。
昭和53年清水師範他界後、福岡の乙藤市蔵師範に師事、古伝の学び直しを行い、神道夢想流杖術免許皆伝を受ける。
傍ら水鴎流宗家勝瀬光安、善光両師範に水鴎流小具足と脇差などを学ぶ。ほかに淺山一伝流兵法、無比流居合免許。それらを統合し、天眞一伝流となす。
昭和55年神道夢想流杖心会を設立。
昭和63年に勤務先を退職、以降杖道の伝承、普及、後進の育成に専念。延べ1,000人を超える会員、弟子を育て上げた。
昭和50年代には西野流呼吸法創始者の西野晧三師範に師事し、呼吸による身体の改善に取り組む。さらに大森曹玄老師主宰の鉄舟会にも参禅し、10年にわたり座禅修行を行う。
平成に入り道統の先人も修行の一環として行っていたとされる滝行を20年以上にわたり実施。
その回数百ヶ日はくだらない。高弟を伴った山中での滝行合宿は、身体作りの集大成として位置づけておられた。
公的な立場としては永きに渡り、東京都剣道連盟 杖道部会長、全日本剣道連盟参与及び杖道委員、古武道振興会流派代表など多数の公職を務めあげた。
令和4年9月病の為、惜しまれつつ87年のその生涯を閉じた。
- 神道夢想流杖術 免許皆伝
- 天眞無双流兵法 宗家
- 天眞一伝流兵法 免許
- 全日本剣道連盟 杖道範士八段