神道夢想流 杖心会
神道夢想流杖心会は、松井健二師範(神道夢想流杖術免許皆伝 杖道範士八段)が昭和55年に設立した日本の伝統武術「神道夢想流 杖術」の伝承並びに、全日本剣道連盟が制定した「全日本剣道連盟 杖道」の普及促進を図る武術の会です。また杖道の稽古、会独自の呼吸法などを通じて、健康的な心身を育てることも行っています。
武術に興味がある方、健康法に興味がある方、我々と一緒に杖術(道)をやってみませんか?
杖道とは
杖道とは日本の伝統文化に培われた武道の一つで、白樫製の杖(仕杖)と木刀(打太刀)を使って二人一組で行う形武道です。
乱取りや組手のような自由な動きの稽古、試合は行われず、定められた12本の形を正確に演武することにより優劣を競う武道で、形武道ですので、年齢や性別、体力などの違いを気にすることなく参加でき、また健康法としても優れている武道です。
杖道は公益財団法人 全日本剣道連盟を構成する団体の一つでもあり、国内はもとより海外でも大勢の方が取り組んでいます。
引き落としの構え
斜面の形
納めの構え
お知らせ
会員向けお知らせ
会員の声
まずは通うことからと…
岐阜支部 M.O.さん
杖道を知ったのは、学ばれている方の話を伺ったことからです。
ところが、当時私は右手足等…不自由でしたので、「迷惑かな?できるかな?」と悩みましたが、「リハビリにもなる。まずは通うことから。」と、思い切って体験をしたのが始まりです。
皆様尊敬できる方々で、困り事ばかりでしたが親切に導いていただき、始めて3年経ち、コロナ明け、私は受けることはないと思っていた審査を受けられる程に、もろもろ回復。落ちる方が難しいと言われても緊張で震えていた1級、受かったときは本当に感動しました!感謝しております。
10年以上夫婦で杖道続けています!
練馬支部 D&R.Y.さん
2010年から夫婦で一緒に杖道のお稽古を続けています。杖道は二人一組でやる型武道なので、二人いたらどこででも稽古ができます。
最も身近なライバルがいるのでお稽古にも身が入りますし、昇段審査も励まし合って受審することができます。
ただし家の中で杖を振るときは電灯に注意しましょう。10年以上同じ趣味をやっていて良かったと思います。
杖道に関する話題もつきませんので会話が楽しく、熟年離婚の心配もありません。
夫婦喧嘩も杖と木刀をもてば稽古(?)です。
杖道の稽古を続けて13年
浦和支部 M.Iさん
杖道という武道がある事は子供の頃に父が持っていた本を見て知っていたのですが、ふとしたきっかけでやってみたいなと思い、インターネットで道場を探していたら杖心会にたどり着きました。
自分としては素手ではなく武器を使う方がなんとなく性に合っているのと、形がしっかりとあるものが好きだったので、入会して稽古を続けている中で杖道は自分にとってとても相性が良い武道だと思いました。
また私が入会した頃の浦和杖道会は初心者が居らず、多くの先輩に始めの段階で基本をみっちり教えて頂けたのが良かったです。
天野先生に引き落とし打ちの練習で、太刀を真後ろへ大きく飛ばされたのも良い思い出です。
今後も稽古を続けて杖道を楽しんでいきたいと思います。
「四十の手習い」で…。
船橋支部 J.Y.さん
「何か身体を動かす事を始めたいな。」がきっかけで杖道に出会ってしまって(?)早何年…。
飽き症な私が、杖道を軸として身体の使い方、心の有り様、私たちが生活している今の環境等々、松井先生から多岐にわたり提示される課題に好奇心を掻き立てられ、青息吐息の亀の歩みで付いてきて、気が付いたら今、此処に居る。不思議な感じです。「杖道だけ」ならばここまで続けていなかったかも…。
今後も稽古を続けて杖道を楽しんでいきたいと思います。
実は「杖道だけ」でも四苦八苦。好奇心は尽きず亀の歩みは今も進行中です。
出会いに感謝
武南支部 N.S.さん
今年2月に傘寿(80歳)を迎え、今なお健やかに日々を送りながら、杖道の修練に励んでおります。趣味として始めたはずの杖道も、稽古を重ねるにつれ、その深遠なる魅力に引き込まれ、気がつけば27年もの歳月が経過しておりました。
振り返りますとこの年齢まで無事に来られたのも、杖道との出会いがあったからだと感謝しております。定年退職後新たな趣味を探し求めていた折、会社の同僚から「非常に優れた武道がある」との紹介を受け、彼と共に杖心会武蔵支部の無料講習会に参加しました。防具を着けず、左右均等に全身を活かし、一本の丸棒(杖)をもって太刀(剣)を制するという杖術の妙に感銘を受け、私は入会を決意し、杖道の道を歩み始めました。
左右均等に身体を用いることで身体のバランスがよくなったこと、呼吸法を通じた気血の周流の改善など、稽古を通じて得たものは数多くありますが、時折、稽古仲間との懇親会や直会を催し、多様な職種や年齢層の方々と親交を深める機会も楽しんでおります。
これも健康の秘訣ではないかとひそかに思っております!皆様もぜひ、一緒に杖道を始めてみませんか?
初心を楽しむ
城北支部 I.Q.さん
私はオランダで杖道を始めました。その前は、もう数年間弓道をしていましたが、私の弓道の先生が杖道の先生でもありました。弓道の稽古が終わると、先生がよく杖を手に取り、型を練習していました。杖道というものは全く知りませんでしたが、一本の杖でこんなに多くの動作ができることに驚きました。私は、シンプルに見えても実際には奥深いものが好きで、そのため弓道を長く続けていますが、杖道はまた全く異なる武道であることにも惹かれたので、見学に申し込みました。杖を持ったり振り回したりして不器用に感じましたが、それこそ「初心」を改めて体験し、とても楽しかったです。まだまだ初心者で、分からないことたくさんありますが、杖道を長く続けていくのが楽しみです。
Enjoying beginner’s spirit
Johoku Unit I.Q.
I started jodo in the Netherlands. Before that, I had already been practicing kyudo for a few years, and my kyudo teacher was also a jodo teacher. After kyudo practice, he would often pick up a jo and practice kata. I knew nothing about jodo at the time, but I was amazed at how versatile the movements were with just one stick. I like things that may look simple but are actually deeply complex, which is why I’ve been practicing kyudo for so long. But I was also drawn to the fact that jodo is a completely different martial art, so I signed up for a trial class. I felt clumsy holding and swinging the jo, but it was a lot of fun to experience “shoshin” (a beginner’s mindset) again. I’m still a beginner and have a lot to learn, but I’m excited to continue practicing jodo for a long time.